公益財団法人　体力つくり指導協会｜健康増進施設｜スポーツ施設の運営管理・受託｜体力測定｜各種講習会の開催｜高齢者の運動習慣化｜生活習慣病予防

理事長挨拶

私ども、公益財団法人体力つくり指導協会は今年で設立から数え５９年目を迎えました。法人のこれまでの事業活動に対し、多大なご支援とご協力そしてご指導を賜りましたことに心より御礼申し上げます。
　さて、総務省統計局は２０２３年９月１７日に日本の高齢者人口を発表いたしました。それによると６５歳以上の総人口に占める割合が２９．１％の３，６２３万人となり、過去最高となりました。また、２０２１年度の医療費動向を見ると、７５歳以上の医療費は全体の３８．３％と１７兆円という大きな負担になっています。
　また、２０２３年には出生数が７５万人強と過去最低になりました。少子高齢化の時代に突入した我が国にとって医療費の増大は極めて深刻な問題であります。私ども法人は高齢者の健康寿命の延伸と元気で明るい長寿国家を目指すために、高齢者の健康・体力づくりや介護予防に特化した運動指導者（高齢者体力つくり支援士）の育成と輩出に向けた事業を実践することによりこうした課題の解決に向け、これからも当法人としてできることを地道にそして真摯に取り組んでまいります。また、法人設立以来長年に亘りおこなってまいりました体力測定事業は、これからも団体、企業そして老若男女を問わず実施し、国民の皆様の体力向上と啓発活動に取り組んでまいります。
　併せて、法人が各地に設置する施設においては、各種カルチャースクール（水泳教室、フィットネス教室、クッキング教室等）を開催し運動の楽しさや食の大切さを提供してまいります。また温浴施設を用意し、健康づくりやリラクゼーションの場を提供してまいります。法人の各施設は国民の皆様が誰でもご利用できるシステムになっておりますのでお気軽にご利用していただきますようお願い申し上げます。
　日本がこれからも元気でそして成長していくためには、「自助」「公助」「共助」の３助が何よりも大切であると考えています。ひとりでも多くの国民の皆様が元気になっていただくために私ども法人は３助の精神をもって日々たゆまぬ努力と研鑽を重ね、公益法人としての役割と使命をしっかりと受け止め、これからも国民の皆様に親しまれる活動と施設の提供をおこなってまいります。
　新型コロナウイルス感染症が２類から５類に分類された今、日本もウィズコロナという新しい生活様式に移行しつつあります。私共法人の施設は国民の皆様が新しい生活様式がしっかりと生活に根付くように、新型コロナウイルス感染症予防対策を徹底し、利用者の皆様が施設を安心してご利用できる施設として、国民の皆さまの健康と体力増進の一助となるようにこれからも精いっぱい努めてまいります。
今後とも私ども法人の活動にご理解とご支援をお願い申し上げます。